【ノンアルのススメ】
ノンアルコールビールは、1920年代に禁酒法が敷かれた米国でビールの代替品として誕生したと言われる。日本で登場したのは、大正末期。当時の日本ではビールが高級品であったため、ビールに味を似せた「ノンビア」という飲料が大流行したそうだ。
その後ノンビアの流行が終息する一方で、1948年に「ホッピー」が発売され、爆発的に売れた。ただしあくまでもホッピーは焼酎の割り材としての立ち位置であり、現在のノンアルコールビールとは別物だ。
新聞記事にノンアルコールビールという言葉が最初に出てくるのは、1982年だが、1985年まで認知度は低かったようだ。1986年からノンアルコールビールに関する記事が増え始め、2002年以降さらに増加。これには道路交通法の改正が大きく関係している。酒気帯び運転に関する呼気検査の基準が厳しくなり、罰則も強化されたことから居酒屋の顧客は2~3割も減少。この対策としてノンアルコール飲料のメニューを増やす飲食店が増えた。加えて、「休肝日」という言葉が登場するなど、消費者の健康志向の高まりも販売促進の追い風となったようだ。需要の高まりから、国内でもノンアルコールビールが製造されるようになった。
好調のノンアルコールビール市場に暗雲が立ち込めたのは2003年ごろ。法律上、アルコール分一度未満の飲料は酒ではないため、この頃のノンアルコールビールには少量のアルコールが含まれていたが、これが一部で問題視されるように。これを受けて各社は表記を見直すと共に、更にアルコール濃度の低い飲料の開発に取り組んだ。
2009年に初めて、アルコール分が全く含まれない「キリンフリー」が発売される。運転者だけでなく、妊婦や若い女性にも人気が出たことで、一部スーパーでは品切れになったほど。
CafeJBで取り扱うノンアルコールビールも、アルコール分は0.00%。お車でお越しのお客様も安心してお飲みいただけるので、これからの季節おすすめです。 記事:風香
(記事:風香)
【ラジオ番組「くらさんの今日もツーリング日和」】
ゲスト:みーさん
3月4日放送のくらさんの今日もツーリング日和「Motorcycle friendship」バイクの輪のゲストは、前回の北西愼仁さんからのご紹介でみーさんにご出演いただきました。
関東在住のみーさんがバイクに乗るきっかけになったのは、友達の後ろに乗せてもらったことから。そんなみーさん、152cmという身長でBMW R1250GS adventureを乗りこなすというから驚きだ。
広島に住んでいた頃は、関西や四国、九州のBMW GS仲間や、前々回のゲスト種子さんともツーリングを楽しんでいたが、関東に住むようになってからはソロツーリングかSNSで知り合ったGS仲間とツーリングに言っているそうだ。GSに乗り始めてからはじめたInstagramでは多くのバイク仲間ができたという。当然低身長のみーさんが大型のGS adventureを取り回すInstagram動画は多くの反響を得ている。
パワースポーツショップショップアチーロの米バイク・スノーモービルウェアブランドKlimのアンバサダーを務めるみーさんに、なぜバイクに乗るのかを聞くと、「いろんなところに連れてってくれるから!」と明るい。これからも色々な場所に行った先でSNS配信してくれるのが楽しみだ。
くらさんの今日もツーリング日和は毎週土曜日20時ONAIR中!
【Moto/Car整備情報】
ハイパワー車はバルブが違う
2010年前後からSSやメガスポーツといったハイスペック車のスペックインフレが起こり今では200馬力も当たり前な恐ろしい時代に。少し前までは200馬力なんてレーサーくらいなものだったのに。さてその200馬力を可能なものにしたのはバルブが変わったから。
そもそもどうしてレブリミットがあるのか考えたことがありますか?それはエンジンオイルの油膜切れやピストンピン、コンロッド保護の意味合いもありますが、最もたる原因はクランクの回転にバルブの開閉が追いつかなくなって共振し正しく働かなくなってしまうからでこれをバルブサージングという。
エンジンの性能を決めるのはバルブと言われるほどバルブはとても重要な部品だ。通常のバイクのバルブはステンレスだが、それに対しハイパワー車はチタンを使用している。チタンといえばマフラーの方で馴染みの多く、「チタン=軽い」というイメージが先行しているが正しく言うなら「軽くて強い」。ただ軽いだけでなく強度もとても高いため薄肉化でき、更に軽く出来る。
バルブをチタン化で軽量化することでより正確な運動が可能にし軽いため傘の径を大きくしても重くならず、正確さが増すのでリフト量を上げられ、吸排気効率のアップ。
バルブが軽いためバルブスプリングのバネレートを弱く出来るのでフリクションロスの軽減などこれらのメリットからもはやSSやメガスポーツといったバイクにチタンバルブは欠かせない物となっている。
メリットだらけのチタンバルブだからデメリットも存在する。
「ステンレスの比じゃない製造コスト」ステンレスと比較した時、40~50倍の生産コスト差があると言われている。チタンは性質上成形が非常に難しく、簡単に狙った通りの物ができず、尋常ではない生産コストがかかりそのぶん車体価格に反映されてしまう。
「強すぎる故に脆い」チタンは摩耗性と展延性が悪いという性質があり、滑りにくいため摩耗し易く頑丈で曲がったり伸びたりしない反面、限界を迎えると何の前触れもなくポキっと折れてしまうデメリットがある。ただ、メーカーが採用しているチタンバルブはそんな弱点を解決するためバルブに特殊なコーティングをすることで解決しているので、SSやメガスポーツといった、よりスペックを求められる車種にしか採用されていない。ハイパワー車にはチタンバルブが必要不可欠なのだ。
(Moto/Car工場長)
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