【パスタとスパゲッティ】

普段何気なく使っている「パスタ」と「スパゲッティ」、その違いをご存知だろうか。  実はパスタとは、イタリア語で「小麦粉を練って作った食品の総称」で、スパゲッティは、パスタの中でも小麦粉を練って細長くしたものを指す。  つまり、パスタはスパゲッティの一種。他にもマカロニ、ラザニア、ペンネなどを含む数百もの種類がある。  スパゲッティ(spaghetti)という呼び名は、紐を意味するイタリア語(spago)に、縮小辞のついた形(spaghetto)の複数形である。  イタリアでは日本で言うところの「スパゲッティ」を、更に太さによって六種類に分類しており、スパゲッティと呼ばれるのは直径一.九㍉〜二㍉のものだけだ。但し、イタリアのメーカーも、日本輸出向けのパッケージにはspaghettiと表記している。  パスタが日本に初めて登場したのは、幕末の横浜外国人居留地だと言われている。明治時代になると輸入パスタが一部の愛好家の間で食べられていたそうだが、まだまだ一般的ではなかった。日本でパスタが一般化したのは、イタリアから全自動の本格製造機が輸入されるようになった昭和三十年代以降のこと。特に、契機となった昭和三十年はパスタ元年と言われている。  その頃の国産パスタは、複数の小麦粉をブレンドして作られていたが、やがて日本人のパスタの好みも変わり、昭和六十一年頃からデュラム・セモリナ百%の国産パスタが家庭でも使われるように。更に、より良いパスタ作りを目指す人々の努力により、国産パスタの品質は向上。今やパスタは私たち日本人の家庭料理としても愛される食材となった。  CafeJBでも五種類のスパゲッティを提供している。スパゲッティとパスタの歴史に思いを馳せながら、ぜひ味わっていただきたい。

      (記事:風香)

【ラジオ番組「くらさんの今日もツーリング日和」】

ゲスト:北西愼仁

 

 2023年02月25日土曜日20時放送のくらさんの今日もツーリング日和 「 Motorcycle friendship」バイクの輪ゲストは、種子晋司さんからのご紹介で、北西愼仁さんにご出演いただきました。  横浜市在住、現在59歳。両親がバイク乗りで、自宅には常にバイクがあったにもかかわらず興味が全くなかったが、高校2年の時に原付免許を取ったことがきっかけで、その3ヶ月後には中型免許も取得したそうだ。  現在の愛車はBMW K1300Rをはじめ、複数台所有。過去には国産車からDUCATI、MV Agusutaなど多くのバイクを乗り継いできた。  初めて走った朝比奈峠で転倒。途方にくれているとツーリング帰りのバイク屋さんが声をかけてくれた。その時のバイク屋さんとの出会いがバイクの楽しさと走り方を学きっかけになったという。「この出会いがなければバイクを降りていたかもしれないほど」と北西さんは語る。  今までのツーリングで強く印象に残っているのは、東北仙台からリアス式海岸を走る「リアルリアスツーリング」だそう。海岸沿いの曲がりくねった道をひたすら北上し、釜石で日没を迎え宿泊は内陸へ。高速道路はツーリングの一部ではなくただの移動。下道で走るようになってからは、誰とどんなツーリングでも耐えられるようになったという。  そんな北西さんになぜバイクに乗るのかを聞くと、「心も体も解放される!自由になれる!」と答えが返ってきた。  「贅沢な悩みだが、鳥取広島や九州、東北を走るのが楽しすぎて、首都圏は走りに行きたくないと思っています。朝晩必ず渋滞する高速が憂鬱なので、連休を使って首都圏を脱出して車の少ない地方を存分に走り回るのが最近のパターンです」と明るく語る北西さん。番組内ではこの他にもたくさんの楽しいお話をしていただきました。

 くらさんの今日もツーリング日和は毎週土曜日20時ONAIR中!

【Moto/Car整備情報】

コールドスタートで エンジン回転数が上がる理由

  最近のバイクは冷え切った状態からエンジンを掛けるコールドスタートという行為をすると勝手にエンジンの回転数を上げて維持する。あれはファストアイドルという予め仕組まれている制御だが、何のためにやってるのかといえばもちろんエンジンを温めるため。しかし少し疑問に思わないだろうか?「温めるだけならそんな回転数を上げなくてもいいのでは」ということに。ピストンやカムなど各部のクリアランスを適正に保つ狙いもありますが、メーカー的に言うともっと大事な狙いが別にある。それは『排気ガス規制への対応』。燃焼時に出てくるHC、CO、NOxは人間にとって非常に有害なのでそのまま大気放出してはいけませんという規制があるのはご存知と思いますが、これを解決するため排気系に詰め込まれるようになったのが、『三元触媒』。残念ながらこの三元触媒は付けただけで解決するほど便利な代物じゃなく、「温まっていないと働かない」という欠点がある。300℃前後まで温めないと効果を発揮しない。この欠点が無視できなくなったのが2006年の排ガス規制。『測定は暖機後ではなく冷機状態から』に変更された。つまり触媒が効かない状態からの測定になってしまった。そこでメーカーはリタードとよばれる点火時期を遅らせる制御をコールドスタート時に行うようにし、エンジンを温めてると思いがちなファストアイドルは、エンジンを温める為の熱を触媒に割り振ってる形。  ちなみにファストアイドル中の回転数が安定しないのもこれが理由。  暖機は長々と停車したままする必要はなく、ファストアイドルで優先して温めているのは触媒であり油圧も10秒ほど経てばほぼ行き渡る。大事なのはいきなり高回転や低回転など極端なアクセルワークをしないこと。自分の右手で普段のアイドリングより少し高めに維持しながら走るだけで十分な暖機になる。  停車状態で暖機したいならどんなに長くともファストアイドルが収まるまで。長々とやると近所迷惑なだけではなく排熱が追いつかず熱疲労を起こしてそれが故障に繋がったりもする。そもそも暖機ってタイヤとかブレーキとか駆動系にも必要でそれには走るしか無いわけですからね。

 

(Moto/Car工場長)
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