【今さら聞けない生ビールの話】
「缶ビールは缶の匂いがするから瓶ビール派だ」「居酒屋の生ビールと缶ビールは中身が違うから店のが美味しい」などの力説を聞いたことがある人も多いのではないだろうか。
結論から言うと、同じ銘柄のビールであれば、缶でも瓶でも樽でも中身は実は同じ。巨大なビールタンクから、樽(飲食店用)・缶・瓶のそれぞれの容器に分けられるので、中に入っているビールは同じものなのだ。
とはいえ、味覚は繊細で個人差もある。そのまま飲むのかグラスに注ぐのか、注ぎ方や泡の量、温度などでも感じ方は様々なので、瓶ビールが一番美味しいとか、お店のジョッキの生ビールが一番!と感じるのもあながち間違いではないのだ。また、お店の樽生ビールが美味しいと感じるのは、瓶よりも新鮮なビールの可能性があるので、味わいが違うと感じることもあるだろう。
と言うことで、一般的に売られている瓶ビールも缶ビールも全て「生ビール」。では生じゃないビールとはどういうものなのか。
ビールの製造過程で、濾過のあとに加熱処理により残留している酵母を死滅させたものが生ではないビールだ。昔は酵母を除去する技術が低かったので、ビールといえば加熱処理されているのが当たり前。そこで加熱処理していないビールを差別化するために、加熱しないビールを「生ビール」と呼ぶようになったのだ。
キレがよくフレッシュな後味のビールが好きな方は生ビールを。どっしりしていて香ばしい麦の香りを楽しみたい方は熱処理ビールを。好みやシーンに合わせて選んでみるのもいいだろう。
BKJack藤棚店では、生ビール1杯250円で提供中。お得なちょい呑みおつまみセットもあり。会社帰りに美味しい生ビールを飲みに立ち寄って欲しい。
【くらさんの今日もツーリング日和】
5月21日放送の「くらさんの今日もツーリング日和」Motorcycle Friendshipバイクの輪のゲストは、レーシングライダーの西村硝(にしむらしょう)選手にご出演いただきました。
香川県出身、現在20歳の西村選手。8歳の頃、バイク好きの父親が買ってきた50ccのオフロードバイクに乗ったのがきっかけでバイクに興味を持った。
13歳でロードバイクに乗る機会がありロードレースに興味を持った翌年、鈴鹿レーシングスクール(S R S)に入校。15歳で鈴鹿サンデーレースに出場し、本格的にロードレースを始めることとなる。
16歳でIATC及びMFJカップJP250に出場し、翌年にはIATC年間チャンピオンを獲得。一昨年、昨年とMotoGP Rookiesカップ、CEVレプソルジュニア選手権に出場。着実にステップアップをしている。
本年は、長島哲太監督率いる「TN45 with au MotoUP Racing」より、ゼッケンナンバー#38でフル参戦中だ。
番組では、原付は持っているが、レーシングライダーは子どもの頃からバイクに乗っているので、以外と免許を持っていないというお話や、海外参戦の話などレーシングライダーならではの話など盛り沢山な放送となった。
初めてロードレースに興味を持った時に感じた「世界で戦い隊、世界一速くなりたい」という夢の実現に向けて走る西村選手の活躍が楽しみだ。
くらさんの今日もツーリング日和は毎週土曜日20時ONAIR中!
【整備情報】ハイブリッド車のバッテリーはいつの間にか劣化している!
昔に比べると格段に性能が進化したとはいえ、バッテリーは長く使っていくうちに徐々に性能が劣化してしまう。気温の変化や使用環境も劣化の原因になる。
スマホを長く使っていると、だんだんバッテリーの持ちが悪くなってきたり感じることがあると思う。ハイブリッドのバッテリーもそれと同じだ。どの程度劣化してきているか判断する方法、使い方によって劣化を遅らせる方法もご紹介したいと思う。
日本を走るハイブリッド車には、主にニッケル水素バッテリーとリチウムイオンバッテリーを搭載する車種が多いが、両者で劣化の特性が変わってくる。
一般的に、ニッケル水素バッテリーは新品時の性能からゆるやかに劣化していくのに対して、リチウムイオンバッテリーは新品時の性能が長く持続する反面、劣化する時はガクッと一気に落ちると言われている。そのため、リチウムイオンバッテリーは普段の走行で劣化を判断するのは難しいと言われている。
ほんの少しずつではあるが、バッテリーの劣化を感じるポイントが出てくる。まず燃費。季節によって変わるが、夏場と冬場の平均燃費が少しずつ悪化する。そしてもう1つ、信号待ちなどでアイドリングストップをしている時間が短くなる。メーターのバッテリー残量が満タンの場合は、当初は2分くらいの長い信号待ちでも最後までアイドリングストップできていたところが、だんだんと途中でエンジンが再始動するようになってくる。これも劣化の兆候の1つと言える。
劣化を遅らせるカギは走行中ではなく、駐車中にある。ニッケル水素とリチウムイオンの特性として、バッテリーがほとんど減った状態で駐車すると、バッテリーの寿命を縮めてしまう。次回の走行時に充電がうまくできなくってしまう可能性もあるので、必ずある程度バッテリー残量が残っている状態で保管する。逆に、満タンの状態での駐車もバッテリーにとって負担になる。最近のハイブリッド車は、劣化を考慮して完全に満タンにならないよう制御されるモデルもあるが、意識してバッテリーを適度な残量に保つとよい。