【プリン史】
日本でプリンといえば、一般的にはカスタードプティングのことを指す。そもそもプリンとは、日本人がカスタードプティングをカスタードプリンと聞き間違えたことから使われ始めた呼び名であり、ネイティブには通じない。
プリン発祥の国はイギリス。元となるプティングはイギリスの船乗りが考えた料理だ。船上では手元にある食材を有効活用しなければならない。そこで、肉や野菜の端切れなど、余った食材を集めて、卵液と一緒に蒸したプディングが作られた。
イギリスでは現在でも、様々な調理法で”固めた料理”全般をプティングと呼ぶ。甘いものしょっぱいもの、メイン料理からデザートまで、その種類は多岐にわたる。
カスタードプティングは、その中のたった一種にすぎない。これは十八世紀~十九世紀にフランスで作られたものがもととなっている。
日本にプリンが伝わったのは、江戸時代後期~明治の初期とされている。 それから少しずつレストランなどで提供されるようになり、 その人気は広がっていく。一般家庭に普及したのは、一九六四年頃のようだ。
今は主流になっている柔らかい食感のプリンだが、日本に伝わってきた当初、プリンは固かった。柔らかいプリンが誕生したのは一九九三年、洋菓子店パステルのパティシエがクレームブリュレを参考に開発した。当初は固めのプリンが主流だったため、生焼けでは?とクレームを受けるなど、なかなか支持されなかったが、5年後、テレビで紹介されたことにより人気に火がついたそうだ。
CafeJB のメルティプリンも柔らかいタイプのプリン。メルティは溶けやすいという意味の英語。その名の通りとろける舌触りが自慢。季節を問わず楽しめる味わいなので、ぜひお試しを。
(記事:風香)
【ラジオ番組「くらさんの今日もツーリング日和」】
ゲスト:長石康彦
2月11日放送のくらさんの今日もツーリング日和「Motorcycle friendship」バイクの輪のゲストは、前回の松本順一さんからのご紹介で、フラット商会代表 長石康彦さんにご出演いただきました。
鳥取県にお住まいの長石さんは現在70歳。バイク歴は19歳から50年になるという。60年ちかい歴史がある山陰ライダースクラブに所属中。当時の会長との運命的な出会いがバイクに乗るきっかけ。
代表を務めるフラット商会は、1960年〜1984年までのBMWをメインにカスタム、レストア、サイドカーの取扱をしている。もちろん愛車はご自身でカスタムしたサイドカー。
サイドカーには20代から乗っているが、過去にはメグロ、陸王、BMW、CB、KAWASAKIなど多数乗り継いできたという。
そんな長石さんになぜバイクに乗るのかを聞くと、「登竜門」という長石さん。「古きものに新しきがあり、新しきものに新しさはない」をコンセプトにレストアを行い次世代に繋いでいる。
番組では、シンプルになれば100年先まで残るが、複雑になるほど消耗品になっていってしまうことなど、レストアやサイドカーの話題を中心にお話いただきました。
くらさんの今日もツーリング日和は毎週土曜日20時ONAIR中!
【Moto/Car整備情報】
ギヤを1速に入れた時の音
エンジン始動してから1速にシフトすると「バコン」という音は、エンジントラブルに繋がるから、ギヤを入れてたからエンジン始動した方がいいと以前に少し話題になり、不安になるオーナーさんも多いと思う。
N→1速へシフトした時の機械音は「ローガチャ」というが、結論から言うとこの機械音は何回やっても全く壊れない。信号待ちでニュートラル状態にして、発進直前に1速へ入れる。バイクの通常走行で、頻繁に起こるシチュエーションだ。当然ながら全メーカー想定し、強度を計算している。
車種やメーカーを問わず二輪のトランスミッションは「ドグ式常時噛合」が採用されている。一部を除く全てをの車種がこの方式を採用しており、排気量や走行シーンに差はあるが、構造は同じなので実績と信頼のある構造。
ローガチャが起こるメカニズムは?そもそも何で音と衝撃が出るのか?6速ミッションの場合、メインギア6枚、カウンターギア6枚の計12枚のギアが組み合わさっている。「N」状態では4枚が停止、残り8枚が回転している。1速へシフトした瞬間に、今まで回転していた8枚の鉄製ギアの急停止する慣性力がカウンター1速⇔カウンター5速の噛み合い部に全て集まる。この集まった慣性力が音と衝撃の正体。
排気量の大きいビックバイクほど、ギヤが大きく重くなるので慣性力もあがる。慣性力が大きくなることから1速へシフトした時のショックも大きくなる。カブなどの小排気量もショックはあるが、ギヤが小さい分慣性力も小さい。結果、ショックも小さいと言える。
今回はバイク仲間等で集まった時に話せる豆知識のお話でした。
(Moto/Car工場長)
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